竹中工務店は、日本を代表するスーパーゼネコンの一つで、建設・土木工事全般にわたる総合建設業を展開しています。オフィスビルや商業施設、医療・教育施設、公共施設から高層マンション、大規模インフラまで多岐にわたるプロジェクトに携わり、高い技術力と品質で国内外で数多くの実績を積み上げています。最新の建設技術や環境配慮型の取り組みを積極的に導入し、持続可能な社会の実現に貢献するリーディングカンパニーとして、信頼と高評価を得ています。
そんな竹中工務店ですが、ネット上での口コミでは『やばい』『きつい』『ブラック』などの評判が書かれていることもあります。
本記事では、竹中工務店の評判や離職率、年収、さらにはキャリアアップの観点からもその実態に迫ります。就職・転職を考えている方や建設業界に興味がある方はぜひ参考にしてみてください!
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3つの理由
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竹中工務店とは?
竹中工務店は、国内外で多彩なプロジェクトを手掛けるスーパーゼネコンで、建築、土木、開発など幅広い事業を展開しています。建築事業では、オフィスビル、商業施設、教育・医療施設、工場、住宅など多岐にわたる建物の設計・施工を行っており、土木事業においては、道路や橋梁、トンネル、港湾などインフラ整備を手掛けています。売上高は1兆円を超え、堅実な経営基盤と技術力を持つ企業として国内外で高く評価されています。
施工実績としては、東京ミッドタウンや六本木ヒルズ、グランフロント大阪、あべのハルカスなど、国内を代表するランドマークの建設を担当しています。また、近年では環境配慮型の建築や最新のICT技術を活用したスマート施工にも注力しており、持続可能な社会への貢献も目指しています。これらの取り組みを通じて、竹中工務店は高品質かつ革新的な建設サービスを提供するリーディングカンパニーとしての地位を確立しています。
売上高 | 経常利益 | 従業員数 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均残業時間 | 離職率 |
1兆6124億円 | 593億円 | 13,507名 | 1,083万円 | 44.3歳 | 28.8時間 | 1.3% |
売上高 | 経常利益 | 従業員数 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均残業時間 | 離職率 |
1兆6124億円 | 593億円 | 13,507名 | 1,083万円 | 44.3歳 | 28.8時間 | 1.3% |
やばい・きつい・やめとけといわれる理由
1.施工能力の劣化
近年、竹中工務店を含むスーパーゼネコンで重大事故や施工ミスが頻発しています。特に竹中工務店では、超高層ビル工事において鋼板落下や歩道陥没などの事故が続いており、安全管理の不備が問題視されています。このような事故が続く背景には、過剰な受注が施工能力を超えていることが指摘されており、「スーパーゼネコン5社から脱落するのではないか」という噂も広まっています。
(参照:Facta)
2.名古屋中日ビルの建て替え工事での事故
名古屋市中区で行われている中日ビルの建て替え工事において、竹中工務店が施工を担当している現場で歩道の陥没や30階から金属板が落下する事故が相次ぎました。特に金属板の落下によって通行人が負傷する事故が発生し、名古屋市は竹中工務店に対して安全対策の報告を求めました。同社は事故について「大変申し訳なく思っている」とコメントし、安全管理体制の強化を図るとしています。
(参照:東海テレビ放送)
3.二重偽装請負の問題
竹中工務店は、労働者派遣契約を前提としない不適切な雇用契約を結んでいた疑いが持たれています。実際、竹中工務店の100%子会社であるTAKでの業務に従事するにあたって、本来労働者派遣契約にすべきところを請負契約でカバーしていたことが判明し、雇用責任の問題が問われています。
(参照:Minpokyo)
4.激務・長時間労働と「ブラック企業」批判
竹中工務店は、スーパーゼネコンとしての高収入やキャリアの広がりがある一方で、労働環境が厳しいとされています。多くの社員が現場での激務に従事し、納期に追われた工期スケジュールから長時間の残業が常態化していると報告されています。特に建設業界全体の特性として、突発的な作業や対応が必要なことも多く、休日出勤や長時間労働が発生しやすい状況です。このような働き方の厳しさが「ブラック企業」としての評判に繋がり、竹中工務店への転職を考える際の大きな懸念点となっています。離職率の高さもその労働環境の厳しさを示す要因の一つです。
(参照:タレントスクエア)
きつすぎてすぐに辞めてしまうと噂されている
竹中工務店は「きつすぎてすぐに辞めてしまう」と噂されることもありますが、実際の残業時間や離職率はどうなのでしょうか。ここでは、竹中工務店の残業時間の実態や、離職率についての情報をもとに、その噂が本当なのかを詳しく解説します。
竹中工務店の残業時間は多い?
残業時間については、就職四季報によると、2023年度の平均残業時間は28.8時間です。竹中工務店では働き方改革の取り組みが行われており、残業時間の削減に努めてきた結果、スーパーゼネコンと比べて残業時間が抑えられているという実績があります。特に施工管理職などプロジェクトベースの業務は繁忙期によって変動はあるものの、全社的に残業削減の方針が取られています。
厚生労働省「毎月勤労統計調査」によれば、日本国内の企業の平均的な残業時間は月平均20時間前後で推移しているため、全体と比較すれば高いですが、年収水準を考えると妥当な水準であることがわかります。
竹中工務店の離職率は高い?
竹中工務店の離職率は、年度ごとに1.3%程度で推移しております 。一方で、日本国内の企業の平均的な離職率は高めであり、厚生労働省の「雇用動向調査」によると、近年では年間約15%前後で推移しています。このことから、竹中工務店の離職率は業界内でも非常に低く、安定した職場環境であることがわかります。
竹中工務店の良い評判を解説
ここまでで、竹中工務店の厳しい面や「やばい」と言われる理由について紹介してきましたが、一方でスーパーゼネコンとしての強みや良い評判も多く存在します。そこで、次は竹中工務店で働くメリットや、キャリア面で語られるポジティブな面について解説していきます。高年収やキャリアアップの可能性など、魅力的な点を詳しく見ていきましょう。
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年収が高い
竹中工務店の魅力の一つとして、年収の高さが挙げられます。スーパーゼネコンとしてのポジションを持つ同社では、平均年収が高く、福利厚生も充実しています。特に30代から40代にかけては、年収1,000万円を超える社員も多く、実績や経験を積むことでさらに高い給与を目指すことが可能です。また、現場手当や資格手当などが充実しているため、専門資格を取得することで給与アップにつながる点もメリットです。業界全体の給与水準と比べても高い傾向があり、経済的な安定を求める方にとっては非常に魅力的な環境と言えます。
スーパーゼネコンで積める経験によるキャリアアップ
竹中工務店で働くことの大きな魅力の一つは、スーパーゼネコンならではの経験を積むことで得られるキャリアアップの可能性です。スーパーゼネコンのプロジェクトに携わることで、大規模な建設工事のマネジメントや、多くの下請け企業との連携、様々な工程を統括するスキルが身に付きます。こうした経験は、他の建設企業や関連業界でのキャリアにおいて大きな強みとなります。また、竹中工務店のネームバリュー自体が転職時における評価を高め、次のステップでのキャリア選択を広げてくれる要因となるため、将来的なキャリア形成においても大きなメリットがあります。
大規模プロジェクトでやりがいのある仕事ができる
竹中工務店のもう一つの魅力は、やりがいのある大規模プロジェクトに携われる点です。国内外のランドマークやインフラ建設など、スケールの大きい工事を手掛けることができ、施工管理としてプロジェクト全体の流れを統括する経験を積むことができます。これらの大規模な案件に取り組むことで、自分の仕事が社会に大きな影響を与えるという達成感や誇りを感じることができ、専門スキルやマネジメント能力の向上にもつながります。そうしたやりがいと成長が得られるのは、竹中工務店ならではの特徴です。
竹中工務店の施工実績
- ハレミライ千日前
- D-LIFEPLACE 札幌
- 通天閣タワースライダー
- ららぽーと福岡
- 大阪梅田ツインタワーズ・サウス
竹中工務店の口コミをご紹介!
ここでは、実際に竹中工務店で働く社員の口コミをご紹介します。業務の実態や社内の雰囲気、待遇など、さまざまな視点からの意見が寄せられているので、リアルな竹中工務店の評判を知る手がかりとしてぜひ参考にしてください。
25歳 / 建築施工管理
「現場での業務は忙しいものの、その分しっかりと残業代が支払われます。また、仕事の進行に合わせたスケジュール管理ができるため、予定を立てやすく、メリハリのある働き方が可能です。チームでのコミュニケーションも円滑で、若手の意見も取り入れられやすい環境が整っています。竹中工務店は大手ゼネコンとしての安定感があり、福利厚生も充実しているため、働きやすさと成長環境のバランスが良いと感じます。」
35歳 / 土木施工管理
「竹中工務店で10年以上勤務していますが、働きやすい環境が整っています。福利厚生はしっかりとしていて、特に住宅補助や育児休暇などの制度が充実しているため、仕事と家庭の両立が可能です。業務の忙しさは現場によって異なりますが、社員同士のサポートが手厚いため、無理なく働くことができます。会社全体で働き方改革が進んでおり、月の残業時間も減少傾向にあるので、ワークライフバランスの面でも満足しています。」
45歳 / 建築施工管理
「長年竹中工務店で施工管理の業務に携わってきましたが、会社としての成長性や将来性に強く安心感を持っています。現場での勤務は大変なこともありますが、竹中工務店は業界内での地位が高く、経験やスキルの習得がしやすい環境です。給料面でも満足しており、残業時間も適正に管理されています。休日や休暇も取りやすく、会社全体として労働環境の改善に積極的なので、長く安心して働ける職場だと思います。」
竹中工務店への転職難易度は?
竹中工務店への転職は、やりがいや大規模プロジェクトでの経験が得られる魅力から、多くの転職希望者にとって人気が高いものの、その分転職難易度は高いと言えます。スーパーゼネコンならではの高年収や福利厚生の充実が注目され、採用においても厳選された人材が求められます。特に、現場経験やマネジメントスキルを持つ即戦力の方が優遇される傾向にあり、建設業界での経験がないと転職成功へのハードルは高くなります。ただし、キャリアアップを目指す方や建設業界での経験を持つ方にとっては、挑戦する価値のある企業です。
まとめ
今回は、スーパーゼネコンである竹中工務店の評判と実態に関して解説しました。
竹中工務店は国内有数のスーパーゼネコンであり、スケールの大きなプロジェクトや高年収など魅力的な要素が多くあります。一方で、激務やパワハラなどの厳しい面が口コミで指摘されてきましたが、これらの問題については改善活動に取り組んでおり、数値的に改善されている面もあります。転職難易度は高いものの、業界での経験やスキルがあれば、キャリアアップを目指す方にとって非常に価値のある企業です。
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投稿者プロフィール
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■経歴
大学卒業後、大手メーカーにて西日本および東南アジアの最年少営業部長を務めた後、
その後「人・企業・社会」がより良くなる『社会的意義の大きさ』に魅力を感じ、人材業界への転職を決意。
約10年間人材紹介ビジネスに関わる中で様々な領域の人材紹介事業の立ち上げに従事。
その後、自身で株式会社Structを創業。
日本のインフラを支える建設業界の採用課題に対して、ソリューションを提供しています。
個人としても今までに約3000名のキャリア支援に携わってきました。
■受賞歴
マイナビ転職【The Best Maching Of The Year 2021】
リクナビ転職【GOOD AGENT AWARD 2022】
マイナビ転職【The Best Maching Of The Year 2023】
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